南北朝時代と吉野山

【解説】
今からおよそ700年前。ここ吉野山では天皇が朝廷を開き政治改革を試みようとしていました。
歴史の教科書にも出てくる、南北朝時代の話です。
吉野山に朝廷を開いたのは、後醍醐(ごだいご)天皇。幕府に対抗し、天皇中心の政治を復活させようとした人物です。
一方、京都では幕府の支持を受けたもう一つの朝廷が存在。
その為、天皇家が南北二つに分かれ対立すると言う波乱の時代だったのです。
吉野山の朝廷は京都の朝廷から見て南に位置するため「南朝」と呼ばれました。
南北朝時代の大舞台となった吉野山では、それに因んだ名所をあちこちで観る事が出来ます。


写真:南朝皇居跡 (金峯山寺・蔵王堂西側) 



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