春に紅葉!?ヤマザクラの若葉が魅せる色彩のマジック。
【解説】
吉野山に植えられている桜の多くが「ヤマザクラ」です。ヤマザクラは古来より日本の山野に自生してきた品種ですが、この桜は開花と同時に赤茶色の若葉を出すのが大きな特徴。満開を過ぎ花の散り具合が盛んになってくると、桜葉は色鮮やかな柑子色へと変化。その様子は紅葉そのもので、まるで春から秋に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。
この色付いた桜葉も、やがて鮮やかな緑色に成長します。紅葉を逆再生で見ているようなヤマザクラの変化は、まさしく自然のマジック。桜の花が散ってもこのような楽しみ方がありますので、参考にどうぞ。
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